Mさまより店舗新築のご相談をいただいた際、「"カフェのような空間で寛ぎながら薬の相談をしてもらえる薬局"をつくりたい。」というご希望がありました。
現在、桶川駅周辺では新しい街づくりが計画されています。その街づくりの一端を担えるような薬局になれたらという施主さまの素敵な想いもたくさんお話しくださいました。
ご希望内容や考えをオープンに共有していただき、イメージを持ってプランを検討・ご提案することができました。
たくさんのお話しをする中で、段々と優先順位も明確になり、施主さまと一緒に作り上げた店舗だなと実感しています。
薬局としての機能を最優先にシンプルで使いやすく、無駄のない動線計画になっています。
車いすの方やご高齢の方などすべての方が訪れやすいユニバーサルデザインを意識して設計しました。
シンプルで主張しすぎない照明を選びつつ、間接照明を効果的に入れることで印象的な店舗空間となるように設計しました。
店舗部分は天井のカラーをダークグレーとし、照明器具や空調カラーをブラックで背景に溶け込む脇役となるようにしています。
自由に設置する場所や照らす位置を変えられるダクトレールによるスポットライト照明としているため、レイアウト変更などにも自由に対応可能です。
黒い箱のようなシンプルな外観にしたいというご希望に沿ってデザインしました。
エントランス部分は少し窪みを持たせることでシンプルな形状は無くさずに雨の際にも出入りのしやすい入口になっています。
シンプルかつシックで清潔感のある空間をメインとし、その中に温かみのある木材をバランスよく使用した店舗を設計しました。
モノトーンカラーですが、暗くなりすぎないカラーとバランスを検討しています。
店舗奥、ダークグレーの壁面に合わせて、建具も同一のカラーで塗装することで裏動線への入口が目立たないように配慮しています。
少し印象の変わるライトグレーの壁面にすることで、汚れが目立ちにくく、清潔感のある落ち着いた空間となっています。
周囲から見えない高さの壁面に囲まれたプライベートな屋上空間。
建設地 | 埼玉県 桶川市 寿 |
---|